「コンテナ・サーバレスがもたらす世界と開発者がAWS上で取り組むべきこと」というタイトルで登壇しました

はじめに

お久しぶりです。2021年末以来の投稿になります。

先日、とある金融情報サービス系の会社に所属する知り合いの方から、「AWS × アプリケーション開発者 × コンテナ に関連したトピックで社内向け勉強会にて講演してくれないか?」とご相談をいただき、「コンテナ・サーバレスがもたらす世界と開発者がAWS上で取り組むべきこと」というタイトルでお話させていただきました。

その会社様は、これからまさにシステムをAWS上のコンテナ技術で刷新していく取り組みを推進されており、アプリケーション開発者に刺激を与えたり知見を獲得する上でも、ぜひお願いしたいとのことで、僭越ながらお話させていただきました。

ただ、今回の登壇内容は、勉強会の参加者のみならずその他の幅広いエンジニアの方々にも役立つのかな、との想いもありました。 そこで、先方に許可をいただき、多少デフォルメして資料を公開することにしました。

発表内容について

資料は以下に公開しています。

speakerdeck.com

勉強会の参加者はアプリケーション開発者が中心ということもあり、これから自分たちのビジネスに対して、積極的にコンテナ技術やサーバレスアーキテクチャを検討・採用していきたい方々をターゲットにしています。

話の中身としては、自分たちの組織がコンテナ技術やサーバレスアーキテクチャを活用するモチベーションを再考した上で、AWS上の代表的なコンテナ/サーバレスコンピューティング系サービス(Amazon ECS・Amazon EKS・AWS App Runner・AWS Lambda)の選定に関する考え方をまとめています。

さらには、ECS/Fargateを前提として、AWS Well-Architected FrameworkとThe Twelve-Factor Appの観点からアプリケーション開発者が取り組むべきポイントについて整理しています。

今までの登壇テーマはインフラエンジニアの視点としてお伝えすることが多かったのですが、僕自身がバックエンドエンジニアとして活動していたこともあり、新鮮な気持ちでこれまでの経験を振り返りながらストーリーを作成しました。

実際のところ、発表時のトークで補完している内容も多く、資料だけ見るとコンテナ・サーバレス分野に詳しい方からするとツッコミどころも多いかもしれません。

※アプリケーション開発者、というよりはアーキテクトの要素も若干ながら含んでいますが、ご容赦ください。

ただ、アプリケーション開発者の方がこれからAWS上でコンテナやサーバレスに触れていく際、ある程度のプラクティスは知った上で進めることは、事前にムダや失敗に気づける観点からも重要です。

ソフトウェア開発上のベストプラクティスであるThe Twelve-Factor Appに対して、実際にAWS × コンテナサービスとどのように照らし合わされて実現されていくのか?という疑問をお持ちの方に対して、方向性を見出すためのお手伝いが少しできそうかな、と考えています。

もしお時間ある方は、ぜひ眺めていただけると嬉しいです。

さいごに

内部の技術勉強会という位置づけながら、当日は一社で140名以上の方に参加いただき、技術に対する熱量に圧倒されながらも楽しくお伝えできました。

※勉強会を開催して以来、最高参加者数を記録したらしく、ありがたい限り🙏

久々にスクラッチで資料作成したので、割と疲れたものの、自分でも色々とプラクティス内容を振り返る良いきっかけになりました。

これからAWS上でコンテナ技術・サーバレスアーキテクチャに触れていくエンジニアの方々の一助になれば嬉しい限りです。

おしまい。