はじめに
こんにちは、エンジニアのみなさん。 色々なテクノロジーを組み合わせつつ、モノづくりすることってとっても楽しいですよね。 最近は仕事でもプライベートでもAWSを利用することが多く、探究心に任せるがままに、色々と自分で手を動かしながら技術獲得に励んでいたりします。
そんな中、先日200名程度の社内AWS勉強会イベントにてAPN Ambassadorとしてお話する機会をいただきました。 「AWSをテーマにどんな話をしようかな〜」とワクワクしながら考えていたのですが、特定の領域に偏った話よりは、「基本的かつ多くのAWSエンジニアに届けられる内容にしよう」と思いました。 その結果、暗黙知として捉えられがちな”AWSを使う理由”について取り上げてみました。
いろいろとフィードバックをいただく中、社内によらずAWSを利用している方々にも広く通ずる話かなとも感じたので、今回会社から許可を頂いて掲載しました。
内容サマリ
資料はSpeakerDeckに上げています。
そもそもビジネスは利用者の課題やニーズに応えるために、それを価値として提供し、利用者から価値の対価を得ることで成立します。 利用者への価値に対し、アプローチや戦略も組織によって様々です。
AWSはビジネスを成功に導くための多くの戦略を実現するために、Building Blockの観点から、自分たちの戦略に対する最適解を築ける多くのサービスを提供してくれます。 また同時に、それらサービスが日々アップデートされることにより、それらの価値を継続的に引き上げ、価値を提供するシステムを常に最適化可能な環境とすることができます。
これだけであれば、正直他のクラウドでも同様に達成できそうです。 ただ、AWSではJAWS-UGを始めとしたコミュニティが日本だけでなくグローバルレベルで非常に活発です。
コミュニティからAWSサービスの活きた事例にふれる機会を多く得られます。
※そもそもパブリッククラウドとしての歴史も古いことから多数のユースケースで溢れていることも事実です。
この3つのポイントが掛け算されると、AWSを選定する1つの理由になるのかな、と個人的には考えています。
※あくまでも、個人的な感覚ですが。
お時間ある方はぜひ見ていただけると嬉しいです。
さいごに
資料をご覧になって、
「AWSを使っていたら当たり前だよね。」
「とはいっても他のクラウドでも当てはまるんじゃないの?」
と感じる方もいるのかなぁとは思います。
当然ながら、政治的理由や既存の組織内のノウハウ活用、規制要件との相性など、これだけがAWSを選ぶ理由・正解だとは思っていません。 ※AWSならとにかくビジネスを実現できそうと初期フェーズで素早く判断し、結果としてAWSでビジネスを運営しているという組織も多いかと思います。
また、書いてある内容自体はAWSを利用している方にとってはごく当たり前のことかもしれません。
ただ、ビジネスで技術を利用している以上はビジネスの目的に寄り添った選定プロセスが少なくともあるはずです。 その1つとして、今AWSを選ぶとしたらどういう理由なの?という問に対して、少し抽象度の高い話から僕自身が経験したプロジェクトの実例を交えながら整理してみました。
AWSないし技術を選定する上で、読者の方々やブログを通りすがった皆さまに何らかの気づきになれば幸いです。
おしまい。